 |
|
|
オリエント急行殺人事件(シドニー・ルメット監督/1974年)
1883年に運行が開始されたオリエント急行が、この2009年12月に廃止される予定だ。オリエント急行と言えば、アガサ・クリスティーによって1934年に発表された「オリエント急行殺人事件」が思い浮かぶ。トリックの奇抜さや、大西洋横断無着陸飛行に成功したリンドバーグの息子の誘拐事件にインスパイアされて書いた事でも知られている作品だ。そしてこの作品は1974年に映画化され、同年度の第47回アカデミー賞で6部門にノミネートされ、そのうちイングリット・バーグマンが助演女優賞を受賞した。その撮影に使われた車輛と同じ装飾をほどこし、実際にオリエント急行として90年もの間使われていた車輛に、日本でも乗る事が出来る。箱根にある箱根ラリック美術館だ。車内の装飾にルネ・ラリックが制作したガラス・レリーフによって彩られているため、同美術館が2005年に開館した時に車輛がはるばるヨーロッパから運ばれて来た。現在は特別展示「ル・トラン」として、当時の椅子や机などがそのままに、コーヒーとデザートが楽しむ事が出来る。自分も実際に足を運んで体験してきた。そして映画を見ると、やはり全く同じラリックのガラス・レリーフが登場する。今まで観た時と、ひと味違った感覚がこみ上げてくる。
車内に装飾されたガラス・レリーフは1928年に制作されたもの。こういったアイテムや映画作品によって、時代を超えた旅を体験出来るのが面白い。
箱根ラリック美術館 http://www.lalique-museum.com/
ルネ・ラリック http://ja.wikipedia.org/wiki/ルネ・ラリック
作品情報 オリエント急行殺人事件
|
|
 |
|
|
|
|
 |
キネマ旬報
2010年8月下旬号
No.1563号
定価:890円(税込) |
【巻頭特集】
心を、日本映画界を揺さぶる
「悪人」
□妻夫木聡インタビュー
□李相日[監督]インタビュー
□吉田修一[原作・脚本]インタビュー
□作品評[1][2]
□真の「悪人」とは何なのか
□李相日進化論 |
詳細、お求めはこちらから |
|
|
|
|
|
|
 |